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フェリス女学院 2014算数解きました

1か月記事を書かなかったので広告が出てしまいました。
時のたつのは早いものです。

前に解いていたのですが記事に書いていませんでした。
フェリス女学院2014年の算数です。


少し前の年度はまとめて解いたことがあるのですが、
数学っぽい問題が含まれている印象があります。
2014年度もそうでした。

数式や数列の問題で数学っぽい解き方が必要な問題に
ふれておく必要がありそうです。


大問1
 (1)計算問題・・・必ず得点しましょう
 (2)時計算・・・易しいです。
 (3)比の文章題・・・2つのケースが考えられますが基本的です
 (4)約数・倍数と余り・・・どのケースもしっかり解法を押さえておきましょう。
 (5)場合の数 場合分けする必要があります。
   ①ここでしっかり得点したい。差が出た問題かもしれません。
   ②□を使った式を立て、当てはまる数を探します。

 (4)の数の性質、(5)の場合の数で差が出たと思います。

大問2
 平面図形
 円がらみの平面図形問題と
 底辺比と相似比系の平面図形問題の融合問題
 
 一見見慣れませんが、今まで学習したことの積み重ねで
 正解できます。 落ち着いて取り組みましょう。
 
大問3
 平面図形・点の移動
 (1)、(2)は定番問題です。確実に得点したい。
 
 (3)フェリスの平面図形の問題は途中から点の移動問題に
   変化することがあります。
   大したことではないのですが、うまく頭を切り替えられるように。
  
   ①速さと比  (速さの比)×(時間の比)で(道のりの比)がでます。
   ②文章題の倍数算で差が変わらないケースの問題と同じです。
     (2)ができていないとできませんが、
     他単元の解法をうまく使うことができるように。

大問4 
 場合の数・回転体の体積
 (1)・(2)①難しく考えすぎず、かつ探し漏れの無いように・・・・
  易しくはないですが難しくもないです。落ち着いて数えましょう。

 (2)②今まで解いたことのある・見たことのある立体を
     イメージできればできますが・・・
   ③イメージするのは難しいかもしれません。
     答えはな~んだという感じなのですが
 
  ③あたりは時間がかかりすぎるようであれば
   捨ててもいいと思います。

 立体図形の問題で見たことがある立体と絡めて考えることが
 できれば正解できると思います。
 いっぱいあるのではないかと難しく考えてしまうと
 正解から遠ざかるでしょう。
 
 
(3)場合の数と回転体の体積の問題が同時に出てきました。
  頭を切り替えて・・・
  回転軸を含まない平面を回転したときの体積で女子には難しめです。
  やったことがある人は解けたかもしれません。

  前回は立体切断が出題されていたと思います。
  立体の難問も演習しておく必要がありそうです。


大問5
  推理・数の性質、文字式の扱い
  (1)数の性質と推理の問題
    出てくる文字からかけて1なる2つの文字に注目しましょう。

  (2)(3)中学数学のような文字の扱いが要求されます。
     うまくやれば(2)は得点できると思いますが、
     (3)はできなくてもよいでしょう。


 
 オーソドックスな問題で基礎力、応用力をつけるのと同時に
 文字式を扱うような数学的な問題に慣れておくとよいでしょう。
 かつて等比数列の和の問題(高校数学)が誘導付きで出題
 されていたと思います。立体の難しめの問題も要注意です。


     
 
 
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女子学院中2014年算数を解しました

四谷大塚の過去問データベースをよく利用するのですが
今年は解答のアップが少ないような気がします。

昨日は解答がアップされている中学の中から女子学院中を選んで
問題を解きました。


この問題の難易度と量で40分はきついと思います

途中はとばして後の問題に手を付けるのもアリだと思います。



(1)計算問題・・・・普通です。
(2)平面図形・・・まあこれも易しいでしょう
(3)角度・・・空欄が4つありますが最後2つは簡単ではないです。
       補助線を引いて図形を作ったらその図形が何角形になるのか
       しっかり確認して問題を解きましょう。
       自分で四角形を作ったつもりでも正しくは五角形であったりします。

(4)難しめの典型題・・・解法を知っていたかどうかでしょう。時間が短いので
              考え込んではいられません。

(5)平均の速さ・・・答えは分数ですが自信をもって回答できるように。
           1度くらいは見直していいと思います。


(3)の角度が難しいと思いました。角度の難問はいろいろと
練習しておく必要があると思います。



還元算・・・間違えてはいけません。



立体の展開図
立体の切断で出てくる立体を思い出すとやりやすいです。
得点できるでしょう。


隔たりの距離をあらわしたグラフ(速さ)
空欄を埋めていきますが順番通りにやる必要は
ありません。ここも正解したい。


図形の回転移動
過去問ではあまり出題されていないタイプの問題だと思います。
三角定規と書いてあるので角度がわかります。難しいと思いますが
この問題を得点できた人は有利だったと思います。
図形の回転移動では回転する角度が重要ですので
円の中心を通る垂線は必ず書くようにしましょう。


仕事算と周期
この時間内では非常に難しい問題になります。
方針が立たなくて混乱するようであればとばして次に行くのが賢明。
立てた方針がうまくいけば(1)は正解できるでしょう。
合格した人でも不正解だった人は多いのではないかと思います。




場合の数・推理
(1)、(2)は落ち着いてやれば正解できます。難しく考えないで
落ち着いて取り組みましょう。
丁寧に調べていく必要があります。



やはり時間との戦いでしょうか。私も40分でやりましたが最後のほうは
ぎりぎりで大問6はとばして大問7をやることにしました。
大問7は全問正解しましたが大問6は(1)、(2)ともに
不正解だったということになります。
もちろん、後でやればできますが・・・・。

大問6で粘っていたら大問7は得点できなかったでしょう。
大問6も回答したものの間違えたかもしれませんし。

混乱してしまってできるはずの問題まで落とすのが
一番こわいです。方針が立ちそうもないと思ったら
とばして先に行きましょう。


女子学院中 2013年算数を解きました

そろそろ新しい記事を投稿しないと広告がはいってしまうので
記事を投稿します。

四谷大塚の過去問データベースで今年の算数の問題を物色し
女子学院中の問題をやってみることにしました。

時間が40分と短いので私も実際と同じ40分でやってみました。

途中大問の3と4(2)で時間を取られ、時計を見ると残り10分。
「やばい!」と焦って大問4(2)はとばして
ラストの大問5に進みぎりぎりで全部埋めました。

なんだか本番の試験のようになりました。
生徒と同じ目線に立てたので良かったと思っています。

結果は大問4(2)のみできず、あとは全部正解でした。

大問4の(2)は設定を難しい方に思いこんで決めつけて
出題者の意図と違う設定で解き進め、結果ものすごい計算になり
回答できず・・・・

こういう事は実際の試験中に起こりうることです。
ここはあきらめて一呼吸置いて時計を見る。時間が迫っていれば
次へ進みましょう。

大問5は全部は埋められずともいくつかは埋められるはず。

時間が短いので難しい問題、解けない問題はとばして次へ進む
勇気も大事です。


大問1
(1)計算
  難しくありません。
(2)割合
  他でやったことがある古典的な問題でしょう。
(3)角度
  同じ長さがあるので二等辺三角形を見つけて角度を埋めていきましょう。
(4)平面図形と比
  やったことがある問題でしょう。②で差がつくと思います。
(5)立体の表面積
  立体の表面積から和と差の問題になります。
  解法を組み立てられるかがカギ。
  これをとれると強い。
(6)比の積と商
  逆比は慣れていると思いますが、比の積と商も使いこなせるようにしましょう。
  この問題で少し差がついたかもしれません。

大問2
扇形の面積。扇形にも相似が使えます。相似を使って計算を簡単にしましょう。
ここでも差がついたかな。

大問3
平均、場合の数
四捨五入の整数問題、平均、場合の数(推理)と組み立てて解いていきます。
大問1(5)と同様、違う単元の解法をうまく組み立てて解いていく力が要求されています。
厳密にやらなくても正解した人はいるでしょう。そういった意味で差がついたかもしれません。

大問4
流水算、通過算
(1)船の長さを忘れないように。船の長さを忘れて間違えた人は痛い失点だったでしょう。
(2)解法は色々あると思いますが私は速さとつるかめ算でやりました。少しいやな感じの数字なので
 落ち着いてやりましょう。上でも書きましたが飛ばすのもあり。

大問5
水そうとグラフ。落ち着いてやれば3つくらいは埋められるでしょう。
最後の空欄の問題が今回の入試で一番簡単だったかも。
円柱を仕切って水を入れていく類題をやっていたらある程度できたかもしれません。
男子校、女子校かかわらず少し変わった設定の水そう問題をやっておくとよいと思います。
数年前にも難しい設定の水そう問題があったと思います。


問題を解いていると頭の中が混乱してくることがあると思います。
そうなったらいったん鉛筆を置いて深呼吸。場合によっては問題を飛ばして
次へ進み、精神状態をいい状態に保ちながら問題を解き進めていく
ことを意識しましょう。

鎌倉女学院 2009年算数 

この学校を受験するかもしれない生徒がいて、前回過去問解説をおこなったので別の年度を解いてみました。


声の教育社の過去問をみると、各ページともあまり字や図表がぎっしり詰まっていません。


この印刷パターンは、難しくない問題・・・と思ってしまうのですが、1行問題も含めてかなりややこしい設定になっていて、気を抜くとすぐに間違えてしまいます。


設定がややこしいので、入試本番ではミスしてしまうかもしれません。

1つくらいのミスはいいとしても、それが3つや4つになって大きな失点とならないようにしましょう。


複雑な設定に耐えつつ回答し、どれだけミスが少ないかが合否を左右すると思われます。


 計算問題  

 分配法則・小数点を含む計算の工夫などやはり慎重さが問われます。


2・3

 1行問題。ひねってあります。ぱっと見でパターン問題だと思うと出題者の思うつぼ。一呼吸おいて良く考えましょう。ひと手間加えることができれば

パターン化します。


 数の性質・規則性

 最小公倍数・公倍数を使った植木算的問題。(木はでてきません)

 計算で出た数値が何を示しているのかしっかり考えて、、、 

 1をたすのか、たさなくてよいのか、、、、

 慎重さが問われます。

 1つくらいはミスしてもいいので、他のところでしっかり得点しておきましょう。


 水そうの問題

 これも状況把握が若干ややこしめ。

 底面積が変化しないので比を使って計算すると計算を速く正確にでき

 ミスを減らすことができます。実際に底面積を出して計算すると数字の

 0をたくさん書かねばならず、ミスのもとです。

 どうしたらミスを少なくして問題を解けるかを念頭に置いて解いていきま

 しょう。



 1行問題の中にも手間のかかる難問が混じっています。この年度だと

 3の(3)の数列の問題でしょうか。さらに難易度の高い学校で大問

 の1つとして出題されてもおかしくありません。



 算数の実力のつきそうな問題が並んでいるので、何度か解きなおし

 してみるのもよいでしょう。